【5才児の特徴】成長と発育の目安は?子育てのポイントやおすすめの習い事を男女別で紹介!
- 2020/12/15
- 子育て・家族
言語能力が著しく発達し、集団行動などにも慣れてくる5才児。
大人とスムーズに会話できるこの時期から、「習い事に通わせたい!」と考えるママが多いようです。
今回は、一般的な5才児の成長や発育とともに、子育てにおけるポイントと、5才児にもおすすめの習い事を男女別で紹介します。
この記事を読んで、習い事選びの参考にして下さい。
5才児の特徴と成長の目安は?
幼稚園でいうと、年長さんにあたる5才児。
どのような成長過程にいるのか、ひとつひとつ確認していきましょう。
5才児の身長や体重は?
厚生労働省ホームページ
「平成22年乳幼児身体発育調査報告書」より一部抜粋
運動能力の特徴は?
5才児になると身体がスムーズに動かせるようになり、運動能力がグンと発達します。
また別の動きを組み合わせた複雑な運動もできるようになっていく時期です。外で思いっきり身体を動かす機会をたくさん作ってあげましょう。
【5才児ができるようになる動きの目安】
- 両足跳びができる
- ボールを片手で投げられる
- ドリブルが10回程度できる
- 鉄棒の前回りができる
- マットで前転、横転ができる
言葉や知能の発育と特徴は?
5才児は、自分の気持ちを文章にして話すことができるようになります。
話を創作することや、質問をすると「〇〇です」と答えられるようになり、ひとつのテーマで会話を楽しむことができます。
また、数を数えることや、数量の比較、数字の意味することを理解していきます。
5才児の子育てポイントは?
5才児は、思考力や言語の発達により、大人との意思疎通が上手にできるようになります。
一方で、自己主張が強くなり、反抗的な態度をとることや、情緒不安定になることもあります。
急な反抗心にも困ることがないように、いくつか心がけるポイントを知っておいて下さいね。
考える力を育ててあげよう!
同年齢の子どもたちはもちろん、異年齢の子どもたちや身近な大人など、多くの人と交流ができるようになる5才児。
たくさんの人と出会い、交流することで、さまざまな経験と考える力を身につけていきます。
そこで大人は、子どもが自分でできるようなことは子どもに任せて、見守るようにしましょう。
難しそうにしていたら「どうしたらいいと思う?」と声をかけて、まずは自分の力で考えさせて、解決する機会を作ってあげることが大切です。
大人の都合を押しつけないように
5才児になると、周りの大人たちをよく観察するようになり、理解力も備わってきます。
大人がルールを守っていなかったり、説明もせずに都合を押しつけてしまうと、子どもは納得できず、揉めてしまうので注意したいところです。
叱るときも「なぜダメなのか」をきちんと説明して、子どもが理解できるようにすることが大切です。
小学校での生活を意識しよう!
5才児は年長さんの年。保育園、幼稚園を卒園したら小学校です。
生活リズムが変わってくるので、子どもが戸惑うことのないように、小学校での生活を意識しておくといいですね。
まずは時間を意識していきましょう。
小学校には時間割があり、決められた時間に動くことになります。今から「〇時になったら〇〇をする」など、時間の感覚を養うと良いでしょう。
また、文字や数字の理解に個人差がでてきます。無理をしない程度に、生活の中で関心が持てるような声かけをしてみましょう。あまり興味を示さなくても焦らないこと。
逆に、興味を示して理解できたときには、しっかりと褒めてあげることが大切です。褒めてあげて自己肯定感を高めてあげましょう。
5才児におすすめの習い事は?
集団生活にも慣れ、自立心が成長してくる5才児。
この頃から習い事をさせる家庭が増えてくるのではないでしょうか。
ただ「何かやらせたいけれど、何を始めればいいのか分からない」というママも多いと思います。
そこで男女別、おすすめの習い事を紹介します。
サッカー
体力と協調性が身につくサッカー。
チームスポーツならではの一体感を味わうことができます。早いところでは、5才頃から始められます。
サッカーは地域のクラブやチームに所属する方法と、サッカースクールに通う方法があり、それぞれの方針や規模によって月謝が変わってくるでしょう。
気軽に始められるのは、地域のスポーツ少年団。月謝は2,000円程度です。
ただ安く始められる分、運営補助など、親の負担が大きいところもあるので、自分たちの生活スタイルに合っているところを探しましょう。
空手
型や技を覚える必要のある空手は、記憶力が備わってくる5才頃から始めるといいと言われています。集中力はもちろん、礼儀作法も学べるのが大きな特徴です。
月謝は、年齢や道場によって異なりますが、3,000~5,000円程度が一般的と言われています。月謝に加え、最初は道着などの購入費用もかかることを覚えておきましょう。
流派の違いで、1人で型を極めることを目的としている道場や、試合を行うところまでを目的としている道場もあるので、通わせたい理由と道場の方針が合っているかを確認しましょう。
ピアノ
地道な練習が必要なピアノ。
努力することや、先生の教えを聞く力が身につきます。教室は年齢別に分かれていて、実際に演奏するコースは3~4才頃からが多いようです。
入会金は3,000~5,000円程度、そして月謝は5,000~7,000円程度が相場と言われています。
また別途、楽譜などの教材費、発表会などの出場費や衣装費などがかかることがあります。
出費が大きいピアノですが、1曲弾けるようになるまでの努力と、弾けたときの達成感も大きい習い事です。
バレエ
振付を覚えて動くバレエは、記憶力や集中力が鍛えられます。教室は3才頃からコースを設けているところが多いようです。
費用は、幼児クラスだと入会金が5,000~10,000円程度、月謝は6,000円前後が相場です。
年齢が上がったり、有名な先生の教室に通うとなると、倍以上の金額がかかることもあります。
また発表会には、1回10万円以上かかることもあるので、衣装代と合わせると金銭面での負担が大きいです。習い事にかけられる費用をしっかり確認しておくといいでしょう。
費用のかかるバレエですが、仲間たちと演技をするという協調性や、練習を通して体幹が鍛えられ、自然と美しい姿勢と立ち振る舞いが身につくため、女の子にとって大きな財産となる習い事でもあります。
男女共に人気な習い事は?
男女別の習い事を確認した後は、男女共通で人気の習い事も見ていきましょう。
「小学校入学前に始めておきたい!」との声が多い、5才児にはもちろん、幼児期に人気の2つを紹介します。
スイミング
0才から始めることができるスイミング。
筋力、体力がつきやすく、丈夫な身体になると言われています。また運動系の習い事の中では、怪我のリスクが少ないメリットがあります。
月謝は6,000~8,000円程度のところが多いです。有名なコーチがいるスクールや、選手育成コースがあるスクールは高額になりやすいです。
基本的に1人で追求していくスポーツなので、子どもが壁にぶつかっていないか、楽しく通えているのかをママが見守ってあげることが大切になってきます。
英語
小学校でも必修科目となった英語。「英語耳」を育てるために小さい頃から始めたいママも多いのではないでしょうか。
一度身につけば将来の仕事や、海外旅行の趣味など、さまざまなシーンに役立つ習い事です。
費用は入会金5,000円程度、月謝は7,000円前後が多いようです。ネイティブ教師による教室に習う場合は、月謝が10,000円近くになることも。
教室によって、検定に向けた学習なのか、英会話がメインなのか、方針が違いますので、通う前に確認が必要です。
発音、スペル、文法と覚えることが多いのですが、授業や受験で必要だからと、親が必死になりすぎてしまい、英語そのものが嫌いになってしまうことがないように注意も必要です。
まとめ
幼児期最後の1年間。
5才児はまだまだ子どもですが、ほとんどのことが自分でできるようになり、人の気持ちを考える力も備わってきます。
この時期にさまざまな経験と、たくさんの考える体験をさせてあげましょう!
そして、笑顔で小学校生活を始められるようにサポートしてあげましょうね!
リトル・ママ認定ライター 池田夕起