おもちゃ屋さんの前で物を欲しがり、駄々をこねる子どもがいたとします。ここで「いいから来なさい!」は「押し付ける」。「なんでいつもそうなの!」は「責める」。「そんなに欲しいのね」と言い分を一旦聞く、これが「認める」です。買うかどうかは別の話。子どもはおもちゃが欲しいという自分の気持ちを一度受け止めてもらえることで、「自分はおもちゃを欲しがってもいい、そんな自分がここにいてもいいんだ」と安心できるのです。
親は、いい・悪いの判断の前に、数秒でも子どもの存在を認めてあげてください。その安心感が、「自分なりに考えて動いていい」という自己肯定感につながり、自分軸を育むのです。