生まれたころの視力はわずか0.05ほど。色は白、黒、グレーしか識別できず、人や物の輪郭も正確に把握はできません。赤ちゃんの目の前にはぼんやりとしたモノクロの世界が広がっているようです。
生後2ヵ月の視力もまだ0.1以下ですが、ぼやけていながらも左右の目で焦点を合わせて、ママやパパの目、鼻、口など顔のパーツを見ることができるようになるようです。動くものを目で追う「追視」が少しずつできるようになるのもこの頃の特徴。ママやパパの声がする方を見たり、耳に聞こえたものを目で確認しようとする様子も見られ、急激に視力が発達していく時期です。
また、色の認識も始まります。モノクロの世界から、最初に見えるようになるといわれているのが赤色、次に緑や黄色…、だんだん認識できる色も増えてきますが、細かい色の区別はまだできないよう。
目から入った刺激を脳が受け取って、視覚機能は発達していきます。大人と同じように物を見ることができるようになるのはだいたい7才頃だそう。視覚の発達を促すためにも、赤ちゃんのうちから様々なおもちゃを見せて、目を使うことが必要になります。