「子どもが食べやすい野菜の味付けや調理のコツは?」。子どもの野菜嫌いに悩むママやパパのために、キッズ食育トレーナーの柴戸かおるさんに伺いました!
子どもは味を感じる味覚センサー(味蕾)がとっても敏感。野菜の苦みを「毒」、酸味を「腐敗」のサインと感じ、本能的に避ける傾向があります。逆に母乳に含まれている甘味や旨味(だしなど)は本能的に好む味なので、そうした味を加えてあげると食べやすくなるでしょう。また、マヨネーズやケチャップ、チーズをアクセントに加えるのもおすすめです。
子どもの口のサイズに合わせて切ってあげることは大切。その際に野菜の繊維を断ち切るように切るとさらに食べやすくなります。また、茹でる、炒めるなど加熱すると、やわらかくなり甘味が増す上にかさが減るのでおすすめ。顔を描くなど、子どもが興味を示してくれるように盛り付けをひと工夫するのも効果的です。
子どもの好き嫌いの理由のひとつに、味覚がまだ発達段階であることがあげられます。先述したように、味蕾の数が大人の数倍多いため、野菜の苦味、酸味を敏感に感じ本能的に避けやすいのです。
野菜嫌いは単なるワガママではなく、味覚が発達段階の小さなお子さんにとってごくごく自然なこと。成長や発達によって食べられる味も増えていくため、ママやパパが焦ったり悩んだりしなくても大丈夫です。まずはいろいろな味の体験を積み重ねていけるようにしましょう。
野菜が苦手でも、野菜の絵本を読んだり、野菜の観察をしたり、料理のお手伝いをすることも「食べてみよう!」というきっかけづくりになりますよ。苦手な野菜を楽しく食べられるような雰囲気づくりを優先して見守ってあげてくださいね。
キッズ食育トレーナー/管理栄養士
柴戸かおるさん
キッズ食育トレーナー/管理栄養士。3児のママ。子どもの食育スクール「青空キッチン福岡大濠スクール」、親子のワークショップRuoka Kitchen主宰。
Instagram:ruoka_kithen
取材・文/田村麻記
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