子どもの好き嫌いの理由のひとつに、味覚がまだ発達段階であることがあげられます。先述したように、味蕾の数が大人の数倍多いため、野菜の苦味、酸味を敏感に感じ本能的に避けやすいのです。
野菜嫌いは単なるワガママではなく、味覚が発達段階の小さなお子さんにとってごくごく自然なこと。成長や発達によって食べられる味も増えていくため、ママやパパが焦ったり悩んだりしなくても大丈夫です。まずはいろいろな味の体験を積み重ねていけるようにしましょう。
野菜が苦手でも、野菜の絵本を読んだり、野菜の観察をしたり、料理のお手伝いをすることも「食べてみよう!」というきっかけづくりになりますよ。苦手な野菜を楽しく食べられるような雰囲気づくりを優先して見守ってあげてくださいね。