毎日忙しいママは少しでも効率よく家事をこなしたいもの。年末にも役立つ「掃除」にスポットを当て、時短家事のプロが実際に行っている時短テクを教えてもらいました。
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時短家事は、「手抜き」「省く」「やらない」ではなく、わが家の家事時間を知り、自分で時間をコーディネートすること、つまり大きく言えば「丁寧に暮らすこと」です。そもそも”なぜ家事を時短させたいのか“をはっきりさせないと時短は叶いません。例えば夜に子どもとゆっくり話をするための20分が欲しい。ならば夜の家事を朝に回したり、夕食は朝からセットしてでかけたり、といった工夫が必要です。その家事は今絶対にしないといけないのか、自分じゃないとダメなのか、毎日やらなければいけないのか。一度見直してみましょう。 発想の転換から心にゆとりができ、ママの笑顔が増えて暮らしが大きく変わるはず。最小限の時間で最大限の効率を発揮させましょう。
すぐ手に取れる場所に掃除道具のコロコロを置いたり、カトラリーを家族の人数分だけにして仕切りの中を1種類にしたりと、誰もができるよう、そして分かりやすい工夫を。
例えば掃除機をかけるのに1日20分×365日≒年間約120時間。お掃除ロボットが約6万円とすると、6万円÷120時間=時給500円のお手伝いさんに!2年使えば時給は250円と年々お得。
ママはこうあるべき!という理想や思い込みを捨て、少しハードルを下げてみましょう。その家事に手間をかけることが本当にベストなのか見直しを。
すべてを自分でしようと思わずに、誰かの手を借りましょう。家族はもちろん、今持っている家電製品の便利な機能を、使いこなせていますか?
カーテンを開ける、ゴミの日にゴミを集める、洗濯物の裏表の確認…など、ママじゃなきゃダメなの?家族の誰もができるような工夫を!
ご機嫌で家事をすると効率が上がって時短に繋がります。億劫になる家事の原因を見つけ、問題解決ができる仕組みを作りましょう。
家族が家事をやってくれた時は、まず気にかけてくれたことに感謝を伝えましょう。子どもにも同じように感謝することで、自己肯定感も高まります。
わが家は寝る前、最後のトイレの際に掃除をします。マットを洗って干して、替えを敷くだけで3回の手間が掛かるので、トイレ内は必要なものしか置きません。スポンジとビニール手袋で掃除すれば、ブラシの衛生面も気にならず。
ちょっと変わったわが家のお風呂掃除事情。それは入浴順に各自が担当します。最初に入浴したら洗い場1/2と鏡、次の人は洗い場1/2と棚…など、どの道具を使うかも伝えています。ちなみに物を吊るすと、ぬめりや水あかが軽減されて掃除が楽ですよ。
掃除の度にゴミ箱を動かして掃除機をかける。こんな積み重ねがプチストレスに。いっそのことテーブルにオシャレな紙袋をかけてゴミ箱にしちゃいましょう。手にとりやすいのでゴミを集める時に、子どもに手伝ってもらいやすいです。
PM2.5や花粉、天候も気になるので室内干しや乾燥機を活用。洗濯は忙しい朝より夜する方が都合がいいです。ちなみに我が家の洗濯機は標準で55分かかります。汗をかいたスポーツウエアなどは標準ですが、洗う種類によって最短25分コースと使い分けています。
エアコンのフィルター掃除は大変!でもほこりや汚れが原因で、鼻水や目の充血などのアレルギー症状で病院へ行く時間やお金を考えると、たった5分の掃除をした方が賢明。使い古しの歯ブラシなどを使えば簡単です。
わが家で実践している一例を挙げましたが、「時短で」「手間なし」「誰でもできる」を大切にしています。面倒と思う家事を書き出し、当たり前を見直すだけで時短に繋がりますよ。
無水エタノール、精製水、アロマオイルを使った手作りスプレーは、オモチャに吹きかけて日向に干すだけ。簡単なテーブルの汚れもひと拭きでキレイに!
● スプレータイプの容器に、無水エタノール4:精製水1を入れる● 好みのアロマオイルを数滴垂らしても※無水エタノールはドラッグストアなどで販売しています
冷凍庫にある保冷剤で芳香剤が作れます。のどの調子が悪いならティートゥリーの香りなど体の状態に合わせられ、自分好みに作れます。※保冷剤は子どもが触ったり誤飲したりしないよう扱いには注意
● 保冷剤を解凍して中身を容器に出す● 好みのアロマオイルを数滴垂らす★乾いたら上から保冷剤を足すと長持ち!※ぜひ天然アロマを使ってね
汚れに気づいたら身近なものでチャチャッと今!やってしまいましょう。
使用済みアルミホイルはコンロの焦げ付きに◎。捨てずに排水溝のゴミカゴに数個入れておくと、アルミホイル同士の摩擦で金属イオンが発生し、ぬめりが軽減されるそう。
水まわりにはメラミンスポンジが大活躍。ほかにも食器の茶渋、玄関のタイル、靴のソールの汚れも簡単に落ちます。※使用NGの物もあるため説明書で確認を
ワックスがついていないみかんの皮で、シンクや蛇口をこすると光沢が出ます。捨てる前にちょっと使うだけでピカピカに。特別な掃除道具はいりません。
柔軟剤やヘア用コンディショナーの補充時、パッケージに少量残ったものをお湯に溶いてレンジフードを拭けば、表面がコーティングされて汚れが付きにくくなります。
時短家事コーディネーター/整理収納アドバイザー 元重 香代(もとしげ かよ)さん
家事・育児・仕事を自分らしくこなすための時短家事スキル&メソッドを伝えるワーキングマザー。整理収納レッスンや時短家事コーディネートは5,000時間を超え、セミナーや講演は8,000人以上を動員。2才の女の子のママ。 http://cocorelalife.blog.fc2.com
取材・文/佐藤理奈
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