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【2026年度入学】常に進化しつつ、大切な部分は守り続ける“ランドセル文化”

138年も受け継がれてきた職人のたちの〝プライド〟。

写真のランドセル、可愛いでしょう?「子どもが愛用してくれたランドセルを記念に残したい」という親御さんのために、ミニチュアの〝メモリアルランドセル〟を作っているんです。素材はもちろんお子さんのランドセルから切り出したもので、パスケースなどに加工することもできます。

すごく手間暇がかかるんですが、職人たちは心を込めて、一つひとつ手作りしていきます。なぜそこまでするのかというと、ランドセルへの愛と、職人のプライドがあるからです。

昭和20年代のランドセル。小ぶりで重たいが基本形状は同じ

ランドセルは、子どもの通学鞄として明治20年に生まれ、138年という歴史を持っています。今では日本の文化の1つと言っても過言ではないでしょう。誕生した頃は小さくて重いものでしたが、昭和40年代に人工皮革が登場し、その後カラーバリエーションが増え、サイズも大きくなりました。同時に教材の重量が増加したので、ランドセル自体は軽く・強くして、子どもたちの負担を和らげる工夫も重ねられています。

 

このように進化してきたランドセルですが、変わらない部分もあります。例えば基本デザイン。箱型の背負い鞄で、革や人工皮革を素材とする、といったところは不変です。使い勝手の良さだけでなく、〝子どもを守り、中の荷物を守る〟という点からも、こうした部分は変えられないのです。

安全性を高め、個性を反映し6年間をサポート。

近年は、機能性や安全面だけでなく、ファッションアイテムとしての役割も高まっています。ステッチやパーツ、小物などに子どもたちは好みを反映させ、〝自分だけのランドセル〟を見つけているのです。もちろんカラーも大切。最近は〝くすみカラー〟やワンポイントの刺繍などシンプル路線を選ぶ子どもたちも増えてきています。小学校入学前に「これが好き!」と主張できる感性にはいつも驚かされますが、そんな子どもたちの気持ちを反映できるよう、私たち作り手も技術と感性を日々磨いています。

多くの選択肢がある中から1つを決めるのは大変ですが、これから迎える小学校生活を想像して、笑顔でラン活を楽しんでいただきたいと思います。ランドセル工業会も、そんな皆さんのラン活を応援します。

 

工業会の会員企業が手掛けるランドセルは、全て6年間保証で、小さなパーツでもしっかり修理などに対応します。とはいえ、ほとんどのランドセルは6年間ノントラブル。卒業後には、メモリアルランドセルに生まれ変わらせるのもいいですし、中に思い出の品を入れてメモリアルバッグにするという方法もあります。「ペットボトルや保存食を入れて非常持ち出し袋にしている」という話も聞きました。丈夫なランドセルならではの活用法だと感じましたが、そんな多様な使い方を受け入れるのも、ランドセルの懐の深さだと思っています。ぜひ長く付き合ってください。

「ランドセルの軌跡展」開催しました!

日時 : 2024年9月28日・29日

場所 : 渋谷ストリームホール

夏の名残が色濃く残る9月の2日間、渋谷にてランドセル工業会が主催する「ランドセルの軌跡展」が開催されました。

会場には、昭和初期から現在に至るまでのランドセル現物が展示され、パーツの解説、ランドセルのリメイク品といったブースが登場。工業会の会員企業も“今年イチオシ”の逸品をずらりと展示し、その脇では職人が技を披露したり、トークセッションの時間が設けられたり。来場した親子は各ブランドの自信作を見比べながら、今後のラン活に向けて期待を高めている様子でした。

こどもがまんなかPROJECT監修「ランドセル読本2026」より

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