「母乳はいくらあげてもいい」という言葉がひとり歩きして、泣いたらとりあえずおっぱいをあげればいいと思っている方が多いと感じます。もちろん、授乳は大事なことですし、母乳を与えることを否定しているわけではありません。ただ「泣くからとりあえず」という気持ちであげていると、飲ませすぎている可能性もあるんです。
赤ちゃんだからといって、おむつにただ排泄しているだけだと思っていませんか?実は赤ちゃんも膀胱に尿が溜まることで不快感が起きるんです。おしっこやうんちをする前は不快な気分になり、出たときにはスッキリするという感覚は大人と同じ。
そこで繋がってくるのが、夜間の頻回授乳と夜泣きの関係です。
例えば、夜間に泣いたら授乳をするということを必要以上に繰り返した場合、必要以上に尿が作られることになるので、本来起きる回数が3回だった場合、5回、7回と増えていくことになります。(編集部注:回数は仮定です。月齢や個人差によって変わります)
母乳の飲みすぎにより、排泄リズムのバランスが崩れてしまうこともあるんです。また、飲み過ぎは肝臓への負担にも関わります。このように、排泄のことを理解していたら、少しだけ育児が楽になるかもしれません。
もちろん、赤ちゃんが泣く理由は排泄だけではありません。ただ、泣く理由のひとつに尿意もあるということを知っておいていただければと思います。
赤ちゃんのおしっこがどのくらい出ているのか、どういう状態なのかを知るために、目で見て、ニオイを嗅いで、実感してみてください。
そのためにおすすめなのが「布おむつ」です。布おむつは赤ちゃんが快・不快の感覚を育みやすいというメリットもありますが、親の手間がかかることによって“排泄を意識する時間が増えること”が、布おむつの一番のいいところだと私は考えています。ただし、布おむつの手間が過度なストレスになるのなら、無理をせず、紙おむつで排泄を意識するだけでも違いますよ。
おむつを観察してみると「寝ているときは思った以上に排泄しないんだな」と感じる人が多いと思います。
これをきっかけに、少しだけでも赤ちゃんの排泄のことを意識していただけたらいいな、と思います。SNSなどでも発信しているので、ぜひ見てみてくださいね。
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株式会社kucca代表取締役 布おむつのkuccaショップ オーナー・排泄育児研究家。ベビー玩具の商品開発やIT企業勤務を経て布おむつの店「kucca」を開業。高1・小6・小2の三兄弟の母。
諸井 更絵子さん
排泄についてはまだまだ世間一般に知られていない知識がたくさんあります。興味がある方は、kuccaのインスタをcheckしてね!
取材・文/井みどり
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