へその緒とは、赤ちゃんがママのおなかの中にいたときに、ママの胎盤と赤ちゃんのおへそを繋いでいたものです。
ひも状の形をしているへその緒は、臨月近い赤ちゃんの場合50から60cmあると言われています。へその緒の内部の組織の中には血管があり、ママから酸素や栄養を赤ちゃんに運んであげるとともに、赤ちゃんが排出した炭素ガスや老廃物をママの体に運ぶという役割を果たしています。
へその緒を通じてママから酸素と栄養が供給されているから、赤ちゃんは呼吸も食事もせずに羊水の中で過ごせるんですね。
新生児のお腹にはまだへその緒がついており、そのへその緒が落ちた部分がおへそになります。
へその緒は、赤ちゃんが産まれた後すぐに切り落とされますが、根本の部分は新生児のおへその部分に残ります。産まれてから数日がたち、へその緒が乾いていくと、へその緒はあずき1粒くらいまで縮み、その後ポロッと取れます。
取れるタイミングは赤ちゃんによって違いますが、目安として生後1〜2週間ぐらいで取れることが多いようです。(1~2週間をすぎてもへその緒が残っている…という場合も、引っ張ったりするのはやめましょう)