中学受験のプロ・小川大介先生が、乳幼児ママ・パパに送る子育てコーチング第14回。「積極的に取り組んでほしいけど、やる気がなくて…」。子どものやる気を引き出すにはどうしたらいいの?と、悩むママは多いと思います。注意しないといけないのは、やる気の見せ方はそれぞれ違うということです。
世の中の“やる気”像は、何事にも積極的に取り組んでハキハキと発言するようなイメージですよね。しかし発言をしていなくても、ひっそりと“やる気”を胸に秘めている子もいます。 親は、子どもが思うようにやってくれないと“やる気がない”と捉えがち。活発な人への憧れを子どもに押しつけて「やる気を出しなさい」と言っている人が多いのではないでしょうか。“やる気”像に縛られないで、我が子がどんなときに積極的だったのか思い出してみてください。
子どもは、興味があると、言われなくてもやります。やらないときは関心がないか、今は必要ないと思っているから。やる気は、引き出すのではなく“見守る”ステップがあれば見えてきます。嫌ではないけれどもう一歩踏ん切りがつかないんだなと感じたら、「やりたくなったら教えて」「最初は見るだけでもいいよ」と声かけを。時には「ママも一緒にやろうかな」と誘ってみるのもコツです。 親はどうしてもやり始めるまでを気にしがちですが、大事なのは“できた”という体験をどれだけ残させてあげられるか。できたことを喜び、ほめてくれる大人が周りにどれだけいるかで、“やる気”は変わってきます。
パッケージやラベルの商品情報を声に出して読んであげます。「お茶にはビタミンCが入っているんだ!」など、小さな発見を親子の話題に。言葉の名前と意味に関心を持つと、物事を知る喜びを味わうことができ、語彙力がついてきます。
*語彙力がつく *言葉への関心から好奇心の芽が育つ
取材/佐野恵子、イラスト/正田真穂
小川大介●教育専門家。京大卒業後、プロ個別塾SS-1を設立。6000回の面談を通して子どもが伸びる秘訣を見出す。現在、幼児教育から企業人材育成まで幅広く活躍中。著書に『1日3分!頭がよくなる子どもとの遊びかた』(大和書房)など
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