中学受験のプロ・小川大介先生が、乳幼児ママ・パパに送る子育てコーチング第10回。 「子どもに何を習わせたらいい?」。ママの悩みの種の1つにもなっている習いごと。「子どもにいいと思って」とついつい親の都合で習いごとを決めがちですが、子どもが楽しんで取り組むためにはどう考えたらいいのでしょうか。
「習いごとをさせているのに、なかなか身につきません」というママの嘆きをよく聞きます。もちろん、習いごとをしていろんなことができるようになるのは目的の1つかもしれません。でも大切なことって実はそこではないんですよ。
習いごとを通じて子ども自身が楽しさを感じ、「これが得意」という感覚を得ているかが重要で、むしろそれさえ感じられていたら十分といってもいいほど。そういった感覚が子どもの物事に対する手ごたえや自信を育むからです。
ママを縛っているのが「何か習わせないと将来困るのでは」という考え。でも習いごとの1つや2つで子どもの可能性がなくなるなんてことはありません。今、ママにとって重要なのは、子どもが打ち込んでいることをのびのびできる環境を作ってあげること。だから無理に習いごとをしなくてもいいし、習いごとを嫌がってやめてしまっても気にしなくていい。
忘れないでほしいのは、習いごとも親子の大事なコミュニケーションであるということ。子ども自身が、何がしたくて何をしたくないのか、それはなぜか、子どもの理由にしっかり耳を傾けてください。今何をしてあげたらいいのかという答えは、子どもの言葉から得られるはずです。
積み木を組み合わせ迷路を作ります。段ボールや厚紙などを用いて坂道を設け、ビー玉を転がします。直線的なコースから、カーブを付けたものへ進化させていきます。
*遠心力、重心、速度を体感できる
*先の展開を読む力が磨かれる
習いごとで注目されるプログラミングは、過程や結果を予測しながら物事を組み合わせたり工夫したりして目的を達成させる力。公園でアリの行列の途中に石を置いてみたらどうなるかなと結果を探ることも十分プログラミング。学びは教室だけでなくて、身近な遊びの中にもたくさんあるんです。
イラスト●正田真穂
小川大介●教育専門家。京大卒業後、プロ個別塾SS-1を設立。6000回の面談を通して子どもが伸びる秘訣を見出す。現在、幼児教育から企業人材育成まで幅広く活躍中。著書に『1日3分!頭がよくなる子どもとの遊びかた』(大和書房)など
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