出産後、数時間おきの授乳におわれる日々がスタート。寝不足になりがちな毎日に、「この生活はいつまで続くの?」とヘトヘトになることも。だけど、赤ちゃんの成長と共に少しずつ授乳の間隔がひらいていきます。
ただ、大人と同じような生活リズムになるのは、完全に離乳食になった時。では、それまではどのような工夫したらよいのでしょうか。
私も、初めての育児の時は、本当に1つ1つ分からないことだらけ。産婦人科や近くの窓口に相談に行ったことを思い出します。
授乳の回数や離乳食への切り替えと様々な変化が著しい赤ちゃん。まわりの大人が環境を整え、リズム作りをサポートすることがポイントです。
それでは、いつからどのような工夫をするとよいか、月齢とともにみていきましょう。
この時期の赤ちゃんは、ほとんど寝ています。授乳や睡眠、排せつの繰り返しのこの時期は、赤ちゃんのペースに合わせて過ごしましょう。ただ、朝と夜という大きな区別で、生活リズムを意識するとよいと言われています。朝はカーテンを開け日差しを浴び、夜は部屋を暗くします。
1日の授乳回数が減っていき、日中起きている時間が長くなってきます。個人差がまだまだある時期ですが、夜にまとめて5時間寝てくれる赤ちゃんもいると言われています。
我が子は、お昼によく寝てしまい夜に起きてしまうタイプでした。対策として行ったのは、寝てしまいそうな時間は、お散歩に行ってお昼寝の回数を減らすこと。すると、夜にまとめて寝てくれる日が増えました。まだまだ夜中の授乳があるので、「いつから楽になるかな」と感じていたのをよく覚えています。
離乳食がそろそろスタートする時期です。このころになると、昼と夜の区別がつくようになってきます。また、1度に飲めるミルクや授乳の量が増えます。そのため、夜にぐっすり眠ってくれる日も増えていくと言われています。日中のお昼寝は、2〜4時間を1・2回ぐらいにしましょう。
我が子もこのころから、夜ぐっすり寝てくれるようになり、私もずいぶん楽に。ただ、夕方に寝てしまうということも多々あり、夜なかなか寝てもらえないこともありました。こちらのスケジュール通りには、まだまだならない日に、「まぁいっか」とつぶやく毎日。生後1〜2カ月のころに比べたら、今の方が楽!と自分に言い聞かせていました。
夕方寝てしまいそうなら、お昼寝の時間を少し遅らせよう、お風呂の時間を先にしてみよう、と色々と試してみました。試していく中で、わが子の時間割りを整えます。
この時期に、夜泣きが始まる赤ちゃんもいます。
前もってこのような知識があると、もし我が子の夜泣きが始まったら、気持ち的に少しだけ「来たな」と心の準備になるかもしれません。
離乳食が始まり、ハイハイやお座りと活発的な赤ちゃん。以前に比べて、少しずつ生活リズムが整えやすくなります。
この時期は、睡眠時間が短くなってしまっても、朝は決まった時間に起こします。お昼寝で調節できるので、より生活リズムを意識しやすいです。また、感受性が高くなるころなので、5〜6カ月の赤ちゃんと同じように、夜泣きが始まる赤ちゃんもいます。
我が子も夜泣きがあり、夜中抱っこし続けた事も。今では笑い話ですが、あの時の夜は、「私も泣きたいよ」と思ったことが懐かしいです。
このくらいの時期になると、いつからこんなにハイハイするようになったの?と成長が著しいので、楽しんでいきたいですね。
離乳食が1回食から2回食、そして、3回食に進んだころです。また、お昼寝は午前中と午後に1回ずつと、1日の流れが少しずつ決まっていきます。
生活リズムをよりスムーズにすすめていくために、お風呂の時間を決めたり、日中はハイハイやつかまり立ちをして活発にすごしたり。また、散歩にお出かけすることも。夜にぐっすり眠れる流れを作っていきましょう。
この時期、自我が芽生えてきた我が子との大変な出来事を思い出します。夜にぐっすり寝てくれるように、日中公園に連れていった私。16時に帰宅しようとすると我が子が大号泣!なだめながら大変な思いをしながら連れて帰りました。
その日の夜、お風呂でさっぱりして寝たな、と思ったら夜泣き。
悲しかった気持ちを思い出しているのかな、夢を見ているのかな。申し訳ない気持ちになりながら、育児って難しいと感じました。時間にあまりしばられすぎない子育ての大切さも学びました。
この時期になってくると、大人と同じような生活リズムにずいぶん近づいています。そのため、大切になってくるのは、「生活リズムがくずれないように」すること!
お昼寝は、午前中と午後にしても寝すぎないように。寝つきがよくなるように、日中はお外遊びなど活発に。
毎日同じ時間に同じことを繰り返していくうちに、しっかりと生活リズムが定着してくると言われています。
ママかパパのどちらかが家にいる場合や、共働きの場合など家庭ごとに子育ての環境は異なるため、それぞれの家庭で赤ちゃんにとってベストな生活リズムを考えることが大切です。
○生後半年までは赤ちゃんのペースを大切に
昼寝や就寝時間、起床時間、入浴時間などをできるだけ同じ時間にするのが理想的ですが、実際は赤ちゃんのご機嫌やその日の体調によって難しい時もあるため、無理は禁物です。 朝はカーテンを開けて太陽の光を取り込み、就寝時間が近づいたら部屋を暗くして静かに過ごすなど、できることからはじめましょう。
○生後半年以降は早寝早起きを意識する
就寝時間と起床時間を決めて、朝は時間が来たら眠っていても起こしましょう。昼寝時間は夜の睡眠に影響のない時間で行いましょう。日中は散歩や外遊びをして、活動的に過ごすのが理想です。3回の食事時間、入浴時間などもできるだけ同じ時間にすると生活のリズムが整いやすいと言われています。
赤ちゃんによって体力も性格もさまざまなため、教科書通りにいかないこともあります。思い描いた通りに生活のリズムが進まなくても、神経質になりすぎないようにしましょう。生活リズムは赤ちゃんの様子をみながら進めていくことが一番大切です。
また、夜赤ちゃんがなかなか眠ってくれない時には、お昼寝の時間を見直してみたり、寝室の環境を見直してみるのも良いですね。
生活リズムを自分で整えることが難しい赤ちゃん。だから、周りの環境づくりが必要です。朝は日差しをあびて明るく、夜は暗くすること。お昼寝をさせ過ぎないなど、環境を整えてあげることも大切なポイントです。
また、授乳中は、頻繁に起きている赤ちゃんですが、生後3カ月を過ぎたころから、寝かしつけることも少しずつ始まります。ママとスキンシップをしたり、歌をうたったり、話しかけたり。ただ、リズムを作るだけに注目しすぎず、お子さんとの成長を一緒に楽しみたいですね。
私の育児を振り返ると、いつからこんなにイライラしやすくなったんだろうと、初めての子育てに気持の余裕がなかったです。だから、1つでも前もって心の準備をすることで、笑顔の時間を増やせるかもしれません。
また、ついつい月齢に合わせて、我が子はまだできていないと焦ってしまうことがあるかと思います。でも、赤ちゃんの時期は個人差が大きいので、自分の子と親御さんのペースですすめていけたらと思います。
初めての育児だから、何か1つでも参考になったらとても嬉しいです。
リトル・ママ認定ライター加藤美佳
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