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言葉の学習の基礎は「しゃべって、遊んで」|東大卒タレント【椎葉ユウ】連載Vol.3

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不安・心配だらけの今だけど、子どもの未来は明るく輝いてほしい。一人ひとりの子どもが可能性を大きく発揮するために、一緒に考えていきましょう!

今月のテーマ VOL.2

言葉の学習の基礎は、 “しゃべって、遊んで”

「うちの子、国語が苦手で…」「活字嫌いはどうすれば?」

 私が元国語教諭だからでしょう、中高校生のお子さんがいる方から「国語が苦手で本をあまり読まない」という悩みを相談されます。本を読まなくても幸せな人生を送っている人はいくらでもいます。でもやっぱり国語は得意な方が得です。当然、日本国内ではほとんどの会話や勉強が日本語ですし、ほとんどの教科の試験で〝日本語の問題文を読解することが必要〟だから。

国語嫌いな子にならないための幼少期の子育て・実践編!

「実践編」ということで、うちの子達(現在ともに大学生)の幼少期を思い返してみました。

 

 2人とも国語も本も好き、作文もそんなに苦じゃなかった(その代わりと言っちゃなんですが、数学は結構苦労してましたが)。その原点はどこにあったのか?
 まず、言葉が出始めたころ、絵本、広告、雑誌、何でもいいから子どもが面白がるような印刷物を見せながら、たくさん話しかけました。

 

 ある時、子どもがカタログギフトに興味を示したので、「バッグ」「ちゃわん」など名称を語りかけていたんですが、妻が「時計」と言った後に「トッケ」と言ったんです。それまで「ママ」「トト」くらいしか言えなかったのに、いきなりかなり発音難度の高い「トッケ」が言えたので私達も盛り上がり、結局ほとんどの名称を話しかけたことがありました。

 

もう少し大きくなるとやっぱり絵本の読み聞かせ

「絵本選びはどうすれば?」「読み聞かせは上手な方がいい?」などと聞かれますが、そんなこと気にしなくていいんです。それよりも子どもがその絵本を気に入って何度も何度も聞きたがるかが大事。いくら「◯◯推薦!一番人気の絵本」でも、子どもが読んでほしいと思わなければ意味がない。そして、読み方が上手じゃなくても、他人じゃなく普段触れ合っている人が読むことが大切。「普段のママと違うママになってる」ことが面白いんですから。

 

 そして、小学生のころ子ども達とよくやっていた遊びが「5W1H」ゲーム。いつ、どこで、誰が、誰と、何をした、という簡単な文をたくさん作って、それぞれを5枚のカードに分け、シャッフルして偶然できる変な文を読み上げて爆笑する、あのゲームです。

 

 …と、思い返してみてわかりました。大事なことは、子どもが面白がること。そして親もそれに乗っかって楽しむこと。
 小さいうちは勉強じゃなくて遊びでいい。そう思って、気楽に言葉を楽しみましょうよ!

Vol.2はこちらから読めます

 

 PROFILE

椎葉ユウ

 

福岡出身の音楽大好きタレント。東京大学卒業、県立高で国語の教諭、のちラジオ・テレビの世界へ。学校での講演・ラジオイベントなど教育現場でも積極的に活動中。

 

  出演番組  

「椎葉ゼミナール」(CROSS FM 木曜20時) 

「北九ジャズストリート+」(CROSS FM 日曜17時)

 「バリはやッ!ZIP!」(FBS 月曜5時20分)

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