Q. 私が小児ぜんそくだったので、息子が風邪で咳き込むたびにぜんそくではないかと心配しています。
A. 幼少期を含め、家族にぜんそく症状や肌が弱いなどのアレルギー歴がある方は、ぜんそくになりやすいといわれています。
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気管支ぜんそくの病状の本質は、気道(空気が通る道)に慢性的な炎症が続いていることです。そのため、風邪をひいた際や、季節の変わり目に気管支が狭くなりやすく、咳き込みや息苦しさがみられます。
● 風邪をひいた時や季節の変わり目に、咳がひどくなったり長引きやすい
● 夜中や明け方に咳がひどくなる
● 本人や家族にアレルギー歴がある
ぜんそくは2~3才で発症することが多いですが、症状があるのに見過ごされている人も多くいます。風邪症状による咳や、鼻水が流れ込むことによる咳だと考えて放置していると、気道のダメージが進行していき、成人ぜんそくへ移行していく可能性があります。それを防ぐためにも幼児期に専門医による適切な診断と治療が必要になります。
ぜんそくの治療の目的は、発作を起こさずに安心して日常生活を送ることができるようにすることと、将来までぜんそくを持ちこさないようにすること、です。
基本的な治療法は、発作が起きたときに症状を和らげる薬(発作治療薬)と、日頃から発作を起こさないように予防する薬(長期管理薬)の投与があります。症状が治まったからと治療を怠ってしまうと、気道の炎症が持続して気道の壁が厚くなって、発作が起きやすくなります。この悪循環を繰り返さないためにも治療の継続が重要。定期的に受診し、医師の指示に従いましょう。
お子さんの状況を把握するには親御さんの情報が一番の頼りです。どんな時にどんな症状が出るのか記録し、咳き込む様子を動画撮影して受診する際に持って行くと、正確な症状が伝わります。
ぜんそくと診断されたら、生活環境を整えることも大切。ハウスダスト、ダニ、カビなどのアレルゲンが原因で発作が起こることが多いため、家庭ではこまめに掃除して、次のことにも気をつけてください。
● 布団に掃除機をかける、丸洗いする、天日に干す
● ほこりがつきやすいブラインド、カーテンなどをこまめに掃除
● カーペットよりフローリングの方がいい
● 家族全員で禁煙に努める
● エアコンなどのフィルターの掃除
せき小児科・アレルギー科クリニック
【 診療科目 】小児科・アレルギー科
【 診療時間 】● 9:00~12:00、14:00~18:00● 9:00~13:00(水・土曜)● 休診/水・土曜午後・日曜・祝日
ゆっくり相談外来(要予約)ぜんそくの勉強会(2ヵ月に1回)
◆ 福岡市城南区長尾2-7-20 ☎ 092(534)5111💻 http://www.seki-kodomo-clinic.com/
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