取材協力:てらお皮ふ科・アレルギー科クリニック(福岡県福岡市城南区) 寺尾浩院長
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近年、紫外線の浴びすぎによる健康被害が懸念されています。日焼け、しみ、しわだけでなく、将来皮膚ガンや白内障などを引き起こす場合もあるため、今では子どものころから紫外線対策を行うことが常識です。
紫外線は4月~9月、10時~14時が最も強く、曇りの日でも晴天の約80%以上の紫外線が降り注いでいます。
紫外線は、カルシウム代謝に重要な役割を果たすビタミンDを合成する手助けもしていて、害ばかりではありません。
ただ、必要な日光浴は、例えば8月1日の昼間、雲が少しある晴れた日で約3分とごくわずか。
真冬の1月1日でも、昼頃に顔と手程度を出している状態で約50分といわれています(東京都心の場合。環境保健マニュアル・環境省より)。
対策としては紫外線の多い時間帯の外出を避けるのが一番ですが、外出する際はサンスクリーン剤(日焼け止め)を塗るのが効果的。
他にも、7センチ以上のツバがある帽子をかぶれば約60%紫外線をカットできます。また、白や淡い色の七分袖や襟付きの洋服などで服を守るのもおすすめ。
日陰はひなたに比べて紫外線が約50%程度に減ります。長時間野外に出る時は、テントやパラソルなどを上手に活用しましょう。
もし日焼けをしたら、まずシャワーや冷たいタオルなどでよく冷やしましょう。日焼けは軽いやけどのようなもの。
皮膚が炎症を起こしてした状態ですので、まずはしっかりと冷やすこと。そして状況をよく見て、かゆい、痛い、赤くなる、水ぶくれになるなど異常が出た場合は、すぐに皮膚科専門医に受診を。
特に紫外線に当たるとすぐに肌が真っ赤になり、黒くならないタイプのお子さんのケアは大切です。
(取材・文/佐藤理奈)
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