Q. 鼻がつまって寝苦しそう。何か対処法はありますか?
A. 横になると鼻はつまりやすいので、少し上体を起こしてあげると改善します。長引く時は専門医に相談して治療を受けましょう。
目次
鼻から吸った空気に適度な湿り気を与え、異物を除去するために常に分泌されている鼻水。しかし、ウイルスや花粉などが鼻粘膜に付着すると、大量に分泌されてあふれることがあります。
子どもは免疫力が弱く風邪をひきやすいため、よく鼻水が出ます。成長とともに鼻水が出ることは減ってくるでしょう。
鼻の粘膜が腫れ、鼻水が奥にたまると、空気の通りが悪くなり鼻がつまります。短期的な鼻づまりは風邪の可能性が高いですが、長引く場合は次のような病気も疑われるため適切な治療が必要です。
鼻の周りの骨にある副鼻腔という空洞に、細菌やウイルスなどを原因とした炎症が起こり、鼻づまり、頭痛、顔面痛などの症状が出る病気。通常1~2週間で治るが、症状が長引いたり、繰り返したりすることで慢性化することも。
喉がウイルスや細菌に感染してアデノイドが肥大することがあり、鼻づまり、鼻声、口呼吸、いびきなどの症状が。また中耳炎や歯肉炎を引き起こすこともある。薬が効かず、合併症をコントロールできない場合は手術を検討。
鼻がつまって十分な睡眠が得られないと、成長ホルモンの分泌が低下して発育に悪影響を及ぼす恐れも。また日中に眠気が出るため、集中力や判断力の低下などさまざまな影響が出ます。鼻づまりで寝苦しそうな時は、次のような対策を。
● 蒸しタオルなどで鼻の周りを温める● 横になると鼻はつまりやすいので、上体を起こす● 鼻水を吸ってあげる
口で吸うタイプの鼻吸い器はママやパパに風邪がうつる可能性があります。鼻を吸ったあと、うがいをしっかりしてください。用意できる方は吸引力の強いタイプの電動の鼻吸い器を使用しましょう。鼻水が固くて取りにくいときは、点鼻液で鼻水を柔らかくしてから吸い取ると効果的。
鼻水はすすらずにかむことが重要です。図のように遊びを交えて鼻かみを練習してみましょう。
まずは風邪をひかないように規則正しい生活、栄養バランスのとれた食事を心掛け、適度な運動をして抵抗力をつけましょう。気になる症状があるときは、かかりつけ医に相談してください。風邪やアレルギー性鼻炎は早めに治療することが大切です。
みみ・はな・のど
せがわクリニック 平尾本院
瀬川 祐一院長
診療科目
耳鼻咽喉科
診療時間
◆9:00~12:30、14:00~18:00
※水・土曜は9:00~12:30
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平尾本院
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取材・文/佐野恵子
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