生後9ヵ月になったけど、どのタイミングで1日3食にしたらいいの? 離乳食後期(カミカミ期)は1日の食事回数が3回になる時期です。一方で、1日3食に切り替えるタイミングにお悩みのママも多いのでは?そんなママさんのために、生後9ヵ月の離乳食について徹底解説します。離乳食から栄養を補うことが、ますます必要な時期になっていきます。食べられる食材も増えてくるので、さまざまな食材にチャレンジしていきましょう。ぜひこの記事を読んで、毎日の子育てに役立ててみて下さいね!
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離乳食後期(カミカミ期)とは、生後9ヵ月から11ヵ月頃の食事の期間のこと。この時期は、1才から始まる離乳食完了期(パクパク期)へ向けての準備段階です。1日に与える離乳食の回数が増え、今まで午前と午後に1回ずつ与えていた離乳食が、朝・昼・夕の1日3回になります。食事と食事の間は、3~4時間は空けるようにしましょう。
3食に切り替える目安として、赤ちゃんがしっかりおすわりができること。豆腐ぐらいの固さの食材を、モグモグと口を動かして歯茎でつぶして食べられているかがポイントになります。離乳食中期と比べ、離乳食後期が始まる9ヵ月頃になると、食材の大きさや固さもステップアップしていきます。しっかり赤ちゃんの口の動きをチェックし、進めていくことで誤嚥の防止やあごの発達につながります。
今までママが離乳食をスプーンで与えていましたが、9ヵ月に入ると、だんだん赤ちゃんから食事に興味をもち、食材を手でつかもうと意欲的な姿が見られるようになります。手づかみ食べは、ほかにも食材の温度やかたさ、口までの距離感など多くのことを学ぶ大切な動作です。なるべく赤ちゃんが手で持ちやすいようスティック状に切ったり、一口大に丸めてあげるとつかみやすいですよ。ママは調理の工夫や片付けが大変な時期になりますが、温かく見守ってあげてくださいね。
この時期に与える量の目安はこちらを参考にして下さい。
6時頃 母乳やミルク 10時頃 離乳食+(母乳やミルク) 14時頃 離乳食+(母乳やミルク) 18時頃 離乳食+(母乳やミルク) 22時頃 母乳やミルク
離乳食の量が増える時期。離乳食の時間に母乳やミルクを与える場合、お腹がいっぱいにならないよう、食後に与えるようにしましょう。3回目の夕方の食事は、遅くても19時頃までに終えるよう調整してください。
うどんは1~2cm程の長さ、野菜、肉、魚は5~8mm角が目安の大きさです。手づかみ食べがスタートしたら、スティック状も取り入れていきましょう。固さは、歯茎でつぶせるバナナぐらいの固さがベスト。飲み込みにくい肉やブロッコリーなどの食材は、とろみをつけてあげると食べやすくなります。
赤ちゃんは、産まれたときにママからもらった「貯蔵鉄」と言われる、体内に貯めてある鉄分から使います。しかし、そのママからもらった鉄分が底を尽きてしまうのが離乳食後期にあたる9ヵ月頃だと言われています。早い赤ちゃんだと、その前から不足しやすいので積極的に摂りたい栄養です。鉄分が不足すると、体や言語の発達遅れや、睡眠の質が下がってしまう原因にもなるようです。必要な量は微量ですが、吸収率が低いため、意識して鉄分の多い食材を与えましょう。
動物性の食材に多く含まれるので、レバーや赤身肉を積極的に摂りましょう。レバーが手に入りにくい場合、ペースト状で売られている商品や、レバー入りのベビーフードを活用するのもおすすめ。
ほかにも納豆などの大豆製品、カツオやマグロなどの魚、葉野菜や青のりなどにも多く含まれます。さまざまな食材をこまめに取り入れましょう。また、フォローアップミルクは鉄分以外にも成長に必要な栄養がバランスよく含まれています。飲むだけでなく調理にも活用してみてくださいね。
かぼちゃの甘味を活かし、手でつかみやすいようロールサンドに。きな粉は鉄分強化のため、プラスしました。
〈材料 1食分〉 食パン(8枚切り)…1枚 かぼちゃ…20g プレーンヨーグルト…小さじ1 きな粉…小さじ1/2
① 食パンは耳の部分を切る。かぼちゃは皮を除き、鍋でやわらかくなるまで煮たら裏ごしする。② ❶、プレーンヨーグルト、きな粉を混ぜ合わせる。③ ラップの上にパンを置く。その上に❷を全体にぬる。くるくると巻いたらラップで包んでなじませる。
牛肉と小松菜を組み合わせて、鉄分強化メニューに。 あんかけにすることで、食べやすくしました。ごはんやうどんにかけてもおすすめ。
〈材料 1食分〉 牛ひき肉…15g 小松菜…15g 人参…5g 水溶き片栗粉…少々 醤油…少々 油…少々
① 小松菜は5mmの長さに切る。人参は皮をむき、5mm角に切る。鍋でやわらかくなるまで煮る。水気を切っておく。② フライパンに油をひき、中火で加熱する。牛ひき肉を炒める。③ 完全に火が通ったら、❶、水溶き片栗粉、醤油を加えてさっと炒める。
口に入れたときに広がりやすく、食べにくいブロッコリーにとろみをつけて食べやすくしました。 だしとごまを使って、素材の味が引き立つ味わいに。
〈材料 1食分〉 ブロッコリー…15g だし汁…大さじ2 水溶き片栗粉…少々 ごま…少々
① ブロッコリーは茹で、あらみじん切りにする。② 鍋にだし汁を入れ、中火で加熱する。沸騰したら❶、水溶き片栗粉を入れる。③ 器に盛り、ごまをすってかける。
離乳食後期は、食事からほとんどの栄養を補いたい時期です。栄養価の高い旬の野菜や魚を積極的に取り入れたり、不足しやすい鉄分を含む食材を意識して与えましょう。9ヵ月頃からバリエーションを増やして、噛む力や食に対する意欲がさらにアップするように工夫してあげてくださいね。
リトル・ママ認定ライター 川田 麻実
「発刊2年はクレームの嵐でした」大ヒット絵本『給食番長』作者よしながこうたくさんインタビュー
「理想の家づくり」で子育てライフをもっと楽しく☆
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