「絵本やおもちゃでママと子どもの手助けがしたい」。そんな思いで2001年、東京都大田区にオープンした「絵本の店・星の子」のオーナー・高橋清美さんに、子どもたちに伝えたいオススメの絵本を教えてもらいました。
Contents
ジャニス・メイ・ユードリー/文
モーリス・センダック/絵
こだまともこ/訳
冨山房
仲良しだからケンカするし、ケンカをすることでより友情が深くなることだってあります。仲直りする時、かたくなな感情がふわりと柔らかくなって心がほっとあたたかくなる、そんな心象風景を描いたのが『きみなんか だいきらいさ』。
ジョンとジェームズは親友同士。ある日、些細なことでケンカをしてしまいます。「あいつとは絶交だ!」とぷんぷんしながらも「また遊びたいな」と心のどこかで思い合います。そして小さなきっかけで仲直り。友達だからこそ思ったことを言って傷つけ合うこともあるし、時にはちょっぴり憎んだり怒ったり。でも、喜怒哀楽があってこそ、心は豊かになります。
そんな「人ってこういうもの、いろんな感情があるもの」という”人間らしさ“を気づかせてくれる一冊です。
私が考える絵本の役割とは、物語の主人公と同化して、無条件に楽しい体験をし、失敗しても最後はあたたかい誰かさんのところに戻り、「自分はこれでいいんだ」と知ることができるものであること。
昔話やファンタジーは、ゆっくりと時間をかけて子どもの心に創造力や感性、人間の根っことなる心の豊かさ、そして生きる力を育んでくれることでしょう。
「赤ちゃんの時から読み聞かせを」と言われる昨今ですが、小さな子どもだとお話に集中できなかったり、本をびりびり破ってしまったり、難しいですよね。そんな時は楽しいわらべうたを。言葉遊びやお歌で温かなふれあいを楽しんでみてください。
♪ おふねが ぎっちらこ ぎっちらこ ぎっちらこ
おふねが ぎっちらこ ぎっちらこ ぎっちらこ ♪
ママの脚に子どもを乗せて、腕を伸ばして手をつなぎます。
「おふねがぎっちらこ」のうたに合わせて、手を引っ張り合います。
ましませつこ/絵
こぐま社
表題の「あんたがたどこさ」や「いないいないばあ」など誰もが耳にしたことがあるものから、あまり知られていないものまで15曲のわらべうたを紹介。参考楽譜付きなので、わらべうたをあまり知らないというママも、子どもと一緒に歌って遊べます。
お話を伺ったのは
絵本の店・星の子 高橋清美さん
東京都大田区石川町1-26-8 営業時間/金・土曜日(祝日でも営業) 13:00~17:00
「子どもの本勉強会」「大人のわらべうた」などを定期的に開催しています。
併設の【星の子文庫】では本が借りられます。 毎月第1・3金曜日 13:00~17:00 わらべうた、本読みタイムがあります。
※営業についてはお出かけ前にHP等でご確認ください
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