育休を終え、職場復帰するママも多い4月。初めての保育園、久しぶりの仕事、家事や育児との両立……と、復職に伴う不安もたくさんあるはず。これから復帰を控えたママと、先輩ワーママに、心配事や体験談を語ってもらいました。
参加したのは4月に復職予定のママ＋先輩ママの３人！
佐藤美来さん（写真左）
子ども1人（1才1ヵ月の女の子）
4月に職場復帰予定
お仕事／ITサービス企業の営業企画部に所属
小松美智子さん（写真中央）
子ども2人（3才の男の子・1才2ヵ月の女の子）
現在2度目の育休中（4月から復職予定）
お仕事／イベント施工会社の企画デザイン部署に所属
加藤郁佳さん（写真右）
子ども1人（1才5ヵ月の男の子）
復職8ヵ月目
お仕事／医療機器メーカーの事務職
※本文中敬称略
復職後3ヵ月はバタバタ覚悟!?
佐藤：子どもは一人目なので、働きながらの子育ても初めて。職場復職したら大変なこともいろいろあるんじゃないかと思っているのですが、実際に苦労したことはありますか？
加藤：私はフルタイムでの復職だったので、保育園の送迎は両親に協力してもらっていました。それでも帰宅してからは子どもの食事やお風呂、家事とバタバタで、その日に何があったかも忘れてしまうくらい。今は転職して時短で働いているので、少しラクになりました。
佐藤：復職してどれくらいでペースがつかめましたか？
小松：1度目の復職の時は、子どもも保育園の生活リズムに慣れなくて。でも３ヵ月くらい経つと、親子ともにだんだんペースがつかめるようになってきました。
加藤：保育園に入園して３ヵ月ほどは子どもが病気続きでした。風邪や気管支炎、RSウイルスなど色々な感染症にかかって、月の半分近く会社を休んだこともあるくらい。でもその後は免疫力がついたのか、休むことも少なくなりました。
スキマ時間を活用した時短家事。パパとの分担もカギ
佐藤：仕事をしながら毎日の家事をどうやって進めていくのか、まだあまり想像ができません。日々の中で工夫していることはありますか？
加藤：料理や洗濯、掃除などはスキマ時間を活用しています。たとえば何曜日の朝は５分掃除機をかけるとか、食事はできる時に仕込みをしておいて夕方帰宅したら10分くらいで作るとか、時間配分を考えて計画を立てています。
小松：できるだけ朝のうちに３食分の食事を作っておきます。洗濯物は家族が起きるまでに終えておき、干すのはパパの担当。頼れるところはパパに頼って、一人で抱えすぎないようにするのがポイントですね。
佐藤：今は育休中ということもあって、家事はほとんど私。夫婦の家事分担はどうやって決めましたか？
加藤：やってほしいことは早めに伝えるようにしています。あとは家事一覧を書き出して“見える化”したら、洗濯物たたみなどのできることをやってくれるようになりました。
小松：洗濯物の干し方や食器の洗い方など、自分のやり方と違ってもそこはグッと抑えて(笑)、「ありがとう、助かった」と感謝の言葉を伝えるようにしています。そうすることで自然と家事分担の形ができました。
友人との時間や趣味がリフレッシュに
佐藤：普段の息抜きや楽しみを教えてください！
加藤：私の場合は、一人になれる仕事の時間が、家事や育児の息抜きになっているかも。あとは週末にパパに子どもを預けて友達と出かけることもあります。
小松：子ども達が寝たあとに、趣味のカリグラフィをしています。たまに友達とランチに出かけるのも、いいリフレッシュになりますね。
加藤：復職前は「子どもと1日中一緒にいられるのもあと少し」と思って、親子でできる楽しいことはないかな、と考えていました。育休中に平日の習い事体験に行くママも多いようです。
小松：我が家は下の子の育休が明ける前に、パパの休みに合わせて家族旅行をする予定。育休中のママ友同士で、子連れでテーマパークに出かける人もいましたよ。
座談会を終えて～感想＆アドバイス！～
佐藤：お２人のお話はすごく参考になりました！ 夫婦の家事分担が一番不安だったのですが、復職前にしっかり話し合いたいと思います。
加藤：復職後どれだけ忙しくなるか想像がつかなかったので、あらかじめ夫に「買い物も食事の支度もできない日があると思う」と伝えておきました。いざ大変になってからだと言い方もキツくなってしまいがちなので、復職前に家族会議をしておくと良いと思います。
小松：子育てと仕事の両立は大変なこともあるけれど、何でも一人でやろうと頑張りすぎないで。友達に話を聞いてもらったり周りの人を巻き込んだりして、できるだけラクな気持ちで過ごしてくださいね。
（取材・文／加藤朋実 撮影／土居麻紀子）
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