日常生活の中で、自分や家族が思いもよらぬ出来事で人を傷つけてしまうことがあるかもしれません。例えば、子どもが友達と遊んでいて誤って怪我をさせたり、公園でボール遊びをしていて偶然人の家のガラスを壊してしまうことも。もちろん、子どもだけに限ったことではありません。ママ自身も保育園や幼稚園の送り迎えで自転車に乗っている時には、歩行者とぶつかってしまう危険性を考えなくてはなりません。
このように人に怪我をさせたり、人の物を壊した場合の損害賠償に対する備えが個人賠償責任保険になります。最近では、自転車利用者に対して個人賠償責任保険(自転車保険)への加入を条例で義務づけている地域が増えています。現在は努力義務の地域でも、今後義務化していくことも予想されます。なお、自転車利用者が未成年の場合は、親に加入義務があります。
他人の家の窓ガラスであれば数万円の弁償で済むかもしれませんが、万が一、自転車で誰かに大怪我をさせてしまった場合には1億円近い損害賠償になることも…子育て中にこんな「もしも」があったら、家計が立ち行かないどころではありません。
近年、加入の必要性に注目が集まっている個人賠償責任保険ですが、読者ママへのアンケートでは、損害賠償に備える個人賠償責任保険に加入していないママが半数以上という結果になりました。