カナダ在住のライターが送る、現地からの子育てレポ第3回。海外のポピュラーな文化にベビーシッターがあります。最近は日本でも認知され始め、認定シッターなどもあるようですがまだ一般的ではないようです。でもシッターの利用って実はそんなに特別なことじゃないんです。
カナダでもシッター文化は昔から日常的にあって、昼間や夜のちょっとした時間に利用する人はとても多いです。
海外のシッターは日本と異なり、シッターになるための資格や研修は特にありません。人柄と経験が基準となって依頼につながります。シッターは10代の子がアルバイトとしてする場合もあるのですが、育児経験がないので安全性を高めるためにファーストエイド(応急手当)の資格を取得します。他には、40〜60代の方が子育て経験を活かして個人的に担う場合もあります。
面白いのは、良いシッターさんを見つける際には人材紹介会社を通すのではなく、口コミやSNSなどで探すという点で、人気のあるシッターさんの中にはそれ一本で生計を立てている人もいるぐらいなのです。
日本でも海外でも、我が子をよく知らない人に自宅で預ける、ということに不安に感じるのは同じ。それでも海外では日本より気軽にシッターを利用しているなと感じます。
カナダのママがシッターに期待することは、子の安全が第一。特別なスキルなどは必要なく、のんびりと面倒を見てくれればOKで、信頼のおける知り合いに「ちょっと見てて」とお願いするような感覚なのです。
こういう文化に触れていると、シッターを雇って、ちょっとした息抜き時間を作ることもなかなか良いのではないのかなと思ったりするのです。
佐々木理名(編集ライター・コラムニスト)
海外生活もすでに10年。日本とのギャップに翻弄されつつも、幼稚園児の子育てに奮闘中。今後は親や子どものカナダ留学の現地サポートもしていきたいと考えている。
Twitter:@Sasaki_remote
HP:https://sasaki.themedia.jp/
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