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子どもの耳そうじはした方がいい?する場合は月に何回?

Q.子どもの耳そうじは、した方がいいですか?するとしたら頻度は?(2才男の子のママ)

A.自宅では月2回が目安。入り口付近を綿棒で優しくふき取るだけでOK

取材協力:みみ・はな・のど せがわクリニック 若久通り院(福岡県福岡市南区) 清原英之院長

そもそも耳垢はなぜできる?​

耳垢とは、耳の入り口から鼓膜までの外耳道(がいじどう)と呼ばれる部分に溜まる垢のこと。


新陳代謝によって剥がれ落ちた皮膚や外部からのほこり、皮膚から分泌される皮脂などが固まってできたものです。


耳垢の種類は大きく2つに分けられ、サラッと乾燥した乾性耳垢(かんせいじこう)としっとりと粘り気のある湿性耳垢(しっせいじこう)があります。


遺伝の影響が大きく、日本人の約8割は乾性耳垢と言われています。

自宅での正しいケアは​

耳垢の自宅でのケアは、以下の点に注意しましょう。

■入り口から1cm以上奥に入れない

耳の入り口から粘膜までの長さは3cm程度しかないので、奥へ入れすぎないように気を付けること。


皮脂が分泌される皮脂腺は入口から1cmくらいのところにあり、それより奥に耳垢が作られることはありません。


もし、奥にあるとしたら、子どもが触るなどして入り込んだものなので、耳鼻科で取ってもらいましょう。

■力を入れずに優しく

柔らかい綿棒を使って、入り口付近を一周回すようにして、掻き出します。

 

耳の皮膚はとてもデリケートなので力を入れずに、優しくすること。乾いた耳垢の人は、綿棒の先にオイルなどを付けると、より取りやすくなるでしょう。

 

タイミングは、皮膚がふやけているお風呂上りがおすすめです。

3ヵ月~半年に1回は耳鼻科でケアを​

もともと耳には自浄作用があり、耳垢は自然と外に出てくるので、家庭での除去は必要ない、という意見もあります。


しかし、耳垢でふさがれると聞こえが悪くなったり、発熱などの症状が出たときに鼓膜が見えず、子どもに多い中耳炎などの診断もできなくなったりします。


家庭でも、月に2回~週1回程度を目安にケアしましょう。

ただし、耳の皮膚は非常に薄くデリケートなため、やり過ぎるのは禁物。耳の通り道が傷つけられて炎症を起こす外耳道炎になることも。


自宅でのケアには限界がありますので、3ヵ月~半年に一回は耳鼻科でお手入れをするといいでしょう。

(取材・文/門司智子

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