毎日の食事作りを、ぐっとラクにしてくれる「下味冷凍」。節約のプロであり、子育て中のママでもある丸山晴美さんに、時短調理の秘訣を伺いました。
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食事の支度をはじめ、家事や育児にママは毎日大忙し。時間を効率良く使いたい時、ぜひ取り入れてみてほしいのが、「作り置き」よりもさらに時短になる「下味冷凍」です。
下味冷凍の基本的な手順は、ジッパー付き保存袋に1食分(80g目安)の肉や魚を調味液と一緒に入れ、冷凍室で凍らせるだけ。食べる日の朝に冷蔵室に入れておくなどして解凍すれば、帰宅後は焼くだけなので、あっという間におかずが完成します。肉や魚、調味液の種類を変えてストックしておけば、毎日の献立に頭を悩ませることもありません。調味液がしみ込むことで肉は柔らかくなり、魚は臭みを取り除くことができます。
調味液の味は下のレシピを参考に、醤油、味噌、塩、オイスターソースやカレー味など、お好みでいろいろ試してみてください。市販の焼き肉のタレなどを活用してもOKです。食材と調味液を保存袋に入れたら軽く手でもみ、空気を抜きながらジッパーを閉めて冷凍室へ。3週間以内を目安に食べきるようにしましょう。
最近は共働き家庭も増え、「時短」という言葉も一般的になりました。でも中には「時短=手抜き」というマイナスイメージから、後ろめたさを感じてしまうママもいるようです。
そこで皆さんに知ってほしいのが、時短によってママのゆとりのある時間を生み出す「時産」という考え方。例えばこの下味冷凍も、肉と一緒にカットした野菜を冷凍したり、焼く時にフライパン用ホイルを敷いたりすれば、もっと調理と片付けがラクになります。
そうやって生まれた時間を、ゆっくり本を読んだりお茶を飲んだり、ぜひママ自身のために使ってください。きっとゆとりと笑顔が生まれ、家族との時間がさらに楽しくなりますよ。
女性の社会進出やワンオペ家事・育児により増加する時短ニーズを背景に、時短で作った時間でゆとりある生活を生み出す「時産」を推奨。暮らしにゆとりを生むことを支援するプロジェクト。
・豚こま切れ肉…300g
・ケチャップ…大さじ4
・玉ねぎ(すりおろし…大さじ2
・塩、こしょう…各少々
1.豚肉は塩、こしょうをふって軽くもむ。
2.ジッパー付き保存袋にケチャップと玉ねぎのすりおろしを入れてよく混ぜ、豚肉を加えてよくもみ込む。
3.空気を抜いてジッパーを閉じ、平らにして冷凍保存。
・冷蔵室で解凍した「豚こまケチャップ味」…豚こま切れ肉300g分
・じゃがいも…2個
・サラダ油…大さじ1/2
・水…大さじ1
・パセリ(みじん切り)…適宜
1.じゃがいもは5ミリ厚さの食べやすい棒状に切り、水にさらして水気をきる。
2.フライパンに油を熱し、1.を中火で炒める。油がまわったら水を加えてふたをし、弱火で約4分蒸し焼きにする。
3.じゃがいもを端に寄せて「豚こまケチャップ味」を入れ、中火でほぐしながら炒める。肉に火が通ったら全体を炒め合わせ、塩、こしょうで味を調える。
4.器に盛りつけ、パセリを散らす。
・鶏もも肉…1枚(250g)
・A
ヨーグルト(無糖)…150ml
塩…小さじ3/4
ローズマリー…1本
1.鶏肉は1/2に切り、塩を少々ふって5分おく。
2.ジッパー付き保存袋にAを入れ、よくもんで混ぜ合わせる。
3.鶏肉の余分な水気をふき取り、こしょうをふって2.に入れ、空気を抜いてジッパーを閉じる。冷蔵室で1~2時間漬け込んでから冷凍保存。
・冷蔵室で解凍した「鶏肉の塩ヨーグルト漬け」…鶏もも肉1枚分
・じゃがいも(小)…2個(200g)
・オリーブ油…小さじ1
・にんにく(すりおろし)…少々
・好みのつけ合わせ野菜…適量
1.じゃがいもは洗って1つずつラップでゆったりと包み、電子レンジ(500W)で約3分30秒加熱し、それぞれ1/2に切る。オリーブ油とにんにくをまぶし、塩、こしょうをふる。
2.フライパンにホイルを敷き、漬けだれをぬぐった「鶏肉の塩ヨーグルト漬け」の皮目を下にしてのせ、あいたスペースに1.のじゃがいもをのせる。中~弱火で鶏肉の片面5~6分ずつ、じゃがいもも返しながらこんがりと焼く。
3.器に2.を盛りつけ、好みのつけ合わせ野菜を添える。
丸山 晴美さん
節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。テレビや雑誌、講演等を通じ、身近な節約術やお金の管理を広める活動をしている。ゆとりうむプロジェクト理事。1児の母
(取材・文/加藤朋実)
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