Q. 子どもの頭痛にはどんな種類がありますか?原因や対処法を教えてください。
A. ほとんどは軽い片頭痛です。まずは規則正しい生活を送り、改善されない場合は受診してください。
Contents
子どもの頭痛には3〜10才の幼児期に起こるものと、10才過ぎからの小児期に起こるものがあります。保育園や幼稚園に通い出す4、5才頃になると、痛みをしっかりと伝えることができるため、親が気づくのもこの時期です。
朝起きられない、登園できない、ご飯が食べられないなど、頭痛が原因で日常生活に支障が出る状態が月2〜3回起きる場合は、すぐに小児頭痛外来や脳神経外科の受診をおすすめします。
当クリニックを受診する100人のうち1人の割合で脳の病気が見つかることがありますが、ほとんどは軽い片頭痛です。なかには遺伝性の頭痛もあるので、両親が頭痛持ちの場合は遺伝する可能性があることを知っておいてください。
治療には、炎症が原因の場合は抗アレルギー剤などの薬を使用しますが、生活習慣が原因の場合もあるため、まずは早寝早起きといった規則正しい生活を送るよう伝えます。個人差はありますが、3ヵ月ほどで症状が改善する場合がほとんどです。
子どもの片頭痛のなかに、めまいと腹痛が同時に起こりやすい「小児周期性症候群」があります。具体的な病型は下記の3つです。
これらは、慢性化すると不登園や不登校など日常生活に影響するため、親が早めに気付いて対処してあげることが大切です。
いずれも薬による治療などで改善します。
最近ではスマートフォンなどの使いすぎによる「スマホ頭痛」が増えており、子ども達にも影響がでています。これは、頭を前に60度傾けた姿勢を続けることで、頚椎や僧帽筋(そうぼうきん)などに大きな負荷がかかり、起こる頭痛です。
片頭痛の一種ですが、もともと頭痛持ちの要素があると悪化するので、デジタル機器の使い方には親がしっかり注意を払ってあげましょう。
天神頭痛クリニック
陣の内脳神経外科
診療科目
神経内科、脳神経外科、リハビリテーション科
診療時間
◆9:30~12:30、14:00~18:00(月・火・水・金曜)、9:30~13:00(木・土曜)
◆休診/日曜・祝日 ※毎週水曜に頭痛体操を指導
◆住所:福岡市中央区天神2-14-13 天神三井ビル1F
◆TEL:092-791-3985◆HP:http://xn--4itx00djtcz85b.jp/tenzu/
取材・文・撮影/井みどり
この記事へのコメントはありません。
この記事へのトラックバックはありません。
Δ
小学校入学後の再会も楽しみ!? 教科書に載る絵本
私たちが経験した「産後うつ」のはなし【ママたちの座談会】
トップページに戻る
掲載の記事・写真・イラスト等すべてのコンテンツの無断複写・転載を禁じます
Copyright © リトルママメディア All rights reserved.
この記事へのコメントはありません。