Q. 急に発熱した場合、まずどんな対処をすればいいでしょうか?
A. 横になると鼻はつまりやすいので、少し上体を起こしてあげると改善します。長引く時は専門医に相談して治療を受けましょう。
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子どもが発熱した場合、まずは様子を見て、その他の症状(咳、鼻水、発疹、吐き気、下痢、痛み、元気がない、食欲がないなど)がないかをチェックしましょう。適宜検温で記録しておくと発熱の原因を探る手がかりになります。また、夜間に高熱が出ても、機嫌は悪くなく、呼吸も安定し、顔色もよく、よく寝ているなら急患センターを受診せずに、翌日にかかりつけ医を受診する方がいいでしょう。
一方、熱の高い低いに関係なく、ぐったりしている、顔色が悪い、呼吸が苦しそう、繰り返し吐く、強い痛みを訴える、けいれんを起こしたなどの時は、急患センターを利用してください。
頚部や脇、鼠径部など大きな血管が通るところを冷やすと熱を下げる効果が期待できますが、嫌がることも多いので無理強いはしません。前額部に冷たいタオルを置くくらいの方が気持ちも落ち着くことが多いようです。
感染症に伴う発熱は、本人が長い間に獲得した免疫力を高める自然治癒のための反応のひとつともいわれるため、原則として解熱剤で熱を下げることはお勧めしません。また、病気の重さと熱の高さは、必ずしも比例しません。
通常の感染症で数日高熱が続いても、ほとんどの場合は心配しなくても大丈夫です。重要なのは、発熱の原因特定です。
例えば、髄膜炎や脳炎・脳症は病気自体が脳の障害の原因になる場合があります。また、発熱に伴うけいれんが重積し10分以上続く低酸素状態や、重度の脱水を伴う熱中症などでは脳に悪い影響が及ぶことも。熱性けいれん(※)は子どもの8%くらいに起こり、約半数は1回のみで終わります。脳の発達が未熟な3才以下に多く、2〜3分のけいれんでは基本的に脳の障害は起きません。無熱性や3回以上、けいれんの重積(10分以上)や発達障がいがある場合は、予防についてかかりつけ医に相談を。
※「熱性けいれん」…発熱を伴う全身のけいれん
昔は「風邪をひいたら風呂に入るな」が鉄則でしたが、外風呂が多かった頃の湯冷めを戒めたものと思われます。本人が希望するなら入浴してさっぱりするのもいいでしょう。
おかもと
小児科クリニック
岡本 茂樹 院長
診療科目
小児科・乳幼児健診(育児相談)・予防接種・禁煙支援
診療時間
◆8:30~12:00・15:30~18:00
※火~金の14:00~15:30は予防接種・乳幼児健診・育児相談(月曜は一般診療)
◆休診/土曜午後・日曜・祝日
◆住所:福岡市東区青葉2-8-34
◆TEL:092-691-0012
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