Q. もともと頭痛持ちで、出産後さらにひどくなり辛いです。 市販の薬を飲んでいますが、ほかに改善方法は?
A. 市販薬は決められた用法、用量どおりに服用しましょう。自律神経を整え、生活習慣を見直すことで症状を改善することもできます。
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女性の3人に1人は頭痛持ちといわれています。代表的な頭痛には「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」があり、中でも女性に多いのが片頭痛。20~40代の女性に見られ、月経の始まる数日前、排卵時など周期的に起こりやすくなることから女性ホルモンの影響が大きいと考えられています。また、社会に出て働き始め、結婚、出産、育児など人生の多忙な時期でストレスをためやすいことも一因。閉経後に治まることが多いですが、まれに引き続き悩まされる人もいます。
症状はズキンズキンと脈打つような痛みが頭の片側または両側に起こります。4~72時間持続し、月に6回以内が通常の片頭痛の目安。慢性化すると日常生活に支障をきたすこともあるので、我慢せずに専門医に相談した方がいいでしょう。
主な頭痛はストレスやホルモンバランスなどで起こる血管の収縮や拡大が原因。“殴られたみたい”“眼の奥がズーンとする”など症状も痛みの度合いも人それぞれ。次のような前兆がある人も(※1)。
● ギザギザした光が見える、見えにくい部分ができる
● 吐き気、嘔吐、めまい
● 首筋や肩のこり
● あくび、涙が出る
● 光や音がわずらわしい
● 眼が赤くなる
また、頭痛を引き起こし、悪化させる誘因も人によって異なります(※2)。市販の鎮痛薬で治まるなら問題ないですが、月に10回以上服用すると、薬物乱用頭痛という状態に陥ることもあるので注意が必要です。
突然の激しい頭痛は、くも膜下出血など他の疾患が疑われる場合も。運動や入浴がきっかけで、動けないほどの頭痛を引き起こすこともあるので、いつもと違う痛みの時は早急に受診しましょう。
● 月経
● ストレス、緊張
● 睡眠不足、睡眠過多
● 天候の変化
● 嫌な臭い
● チーズ、チョコレート、赤ワイン、アルコールなど
頭痛は薬でコントロールすると同時に、自律神経を整え、生活習慣を改善することで症状が和らぐことも。ストレスをためず、睡眠を十分取るなど規則正しく生活することが大切です。
長時間のパソコン作業やデスクワークで起こる頭痛は、普段から姿勢に気を付けるだけで予防できます。首や肩の筋肉をほぐし血流を良くする体操(※3)もあるのでぜひ試してみてください。
おでこ押さえ
①両手を重ね合わせ、おでこと押し合う。5秒ほど息を吐きながら行い、2秒休む
②①のように両手を重ね、後頭部と押し合う
③片手を耳より上にあて押し合い、これを左右交互に10回繰り返す
首の運動
▲多項目に渡る問診で頭痛の原因を探ることで改善する場合も
💬 頭痛は治る可能性がある病気です!コーヒーや緑茶を飲むと痛みが和らぐという人もいますが、飲み過ぎると症状を悪化させる恐れも。自己流で解決せずに専門医に相談しましょう。
天神頭痛クリニック
診療科目
神経内科
脳神経外科
リハビリテーション科
診療時間
◆9:30~12:30、14:00~18:00
(月・火・水・金曜)
9:30~12:30(木・土曜)
◆休診/日曜・祝日
※毎週水曜に頭痛体操を指導
◆住所:福岡市中央区天神2-14-13 天神三井ビル1F
◆TEL: 092(791)3985◆H P: http://xn--4itx00djtcz85b.com/
取材・文/佐野恵子
※「リトル・ママ九州版」2020年5月号より
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