子どもが小さいうちは、何かと気になるおやつの話。ママたちのよくある悩みに、管理栄養士で2児の母でもある川口由美子さんが答えます。
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ママに用事があるときに、おばあちゃんが子どもを預かってくれるのはとても助かるけど、おかしやジュースを過剰に与えてしまうのが心配…、というママは少なくないですよね。
確かに、普段から子どもの食を気にかけているママなら、心配になるはず。ただ、子どもにとって、ママの存在は最大の心の拠りどころ。ママがいないとなると子どもだって不安になり、泣き出す子もいれば、泣けずに自分を押し殺す子だっています。子どもなりに不安や寂しさと戦って頑張っているのだから、「おばあちゃんの家に行ったらおいしいジュースがもらえる」というご褒美があってもいいのではないでしょうか?
預かる側のおばあちゃんだって、ママからあれもこれもダメだと言われてしまうと、孫が泣いているのに何もできず、預かるのも嫌になってしまいます。ママだって息抜きも必要ですし、そんなときに預かってくれるおばあちゃんはありがたい存在。食べ物の中身がやっぱり気になるなら、例えば普段食べさせているメーカーのものなどを事前に準備して、預けておくなどするといいかもしれません。
「チョコレートは何才からあげてもいいですか?」とよく聞かれます。育児書には「2才から」「3才から」などと書いてあるかもしれませんが、第1子では可能でも、第2子になると隣で上の子が食べているものに、手を伸ばしてしまう…、というように環境や発育状態によっても変わってきますよね。
もちろん、食育的な視点から言うと、食べないに越したことはないのですが、絶対にダメではなく、3回の食事をしっかり食べていれば、たまにあげること自体は問題ないと思います。量は少しにして、気になるならチョコレートの質を考えるといいでしょう。
チョコレートに限らず、育児にはいろいろな考え方があるので、自分がいいと思う方法でやればいいのです。その時々で考え方も変わっていくもの。ただ、ハチミツだけは医学的根拠から1才未満には与えてはいけないので、注意してください。
「ペットボトルのフタくらいのサイズのものは基本的に要注意です!」(川口さん)
冷凍すると固くなり、喉に詰まりやすいサイズなので、解凍してから与えること。
食べやすいように、と小さく切る人もいますが、喉に詰まることがあるので要注意。りんごは薄く輪切りにすると、パクパク食べやすくて安心です。
飲み込む際に誤って気管に入ってしまうことがあるので、注意して与えてください。
※消費者庁では「ナッツ類は3才頃まで食べさせないように」と注意喚起をしていますhttps://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_001/mail/20180131/
ドリンクとして飲んでしまうので、喉に詰まる可能性が大。乳幼児には危険です。
管理栄養士/離乳食アドバイザー/幼児食アドバイザー
川口由美子さん
一般社団法人 母子栄養協会 代表理事。女子栄養大学 生涯学習講師。著者に『脳とカラダがすくすく育つ!ママ&パパのはじめてフリージング離乳食』(朝日新聞出版)、『フリージング幼児食 1週間分作りおき!』(大泉書店)など多数
(取材・文/門司智子)
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