カナダは多国籍で「容姿・文化・価値観・言語」が複雑に絡み合うダイバーシティの国。そんなカナダでの子育てライフを、現地在住のママ・ライター佐々木理名さんに届けてもらう連載第1回。
みんな違って当たり前
カナダ人の夫との結婚を機に、カナダに移住してもうすぐ10年。多国籍の人が住むこの国では、「人は違って当たり前」という土台の上で人々は生活をしています。日本でも“これからは個の時代”と言われていますが、「右へならえ」精神が根付く日本とカナダでは、子育てもだいぶ違うなと感じます。
パンツ一丁も全然OK!
例えば、園の先生たちは、子どもの行動に干渉しないのが基本。なので黙々と一人遊びをしている子もいれば、ただボーっと寝転がっている子もいます。先生も「みんなと遊んだら?」などと促しませんし、パンツ一丁でないと嫌な子がいれば、その子が満足するまでズボン無しで過ごさせます。
給食も嫌いなものは残してよし。安全に関するルールや1日の時間割はありますが、やり方の違いや好き嫌いを認め、個々を尊重しています。人に迷惑をかけず、園の流れに対応できていれば、それでOKなのです。
そんな教育を見ていると、幼いころから躾や規律にこだわり過ぎることは、逆に子どもの個性を失くしてしまうのではないかと思ったりもします。私もそうですが、日本人は良くも悪くもキッチリ。でも、もう少しゆるやかに子どもを尊重した「見守る」子育てをしたいなと最近は思っているのです。
佐々木理名(編集ライター・コラムニスト)
海外生活もすでに10年。日本とのギャップに翻弄されつつも、幼稚園児の子育てに奮闘中。今後は親や子どものカナダ留学の現地サポートもしていきたいと考えている。
Twitter:@Sasaki_remote
HP:https://sasaki.themedia.jp/
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