中学受験のプロ・小川大介先生が、乳幼児ママ・パパに送る子育てコーチング第5回。子どもの自主性を育むうえで、とっても大切な「見守り」。しかし子どもの行動にいちいちダメ出ししてしまい、いつの間にか「監視」になっていることも。「見守る」って、どういうことなのでしょうか?
公園で子どもに「ブランコをこいでいるそばは危ないから気をつけて」と、大事な注意だけをしてそっと見ているのは「見守り」。一方「そっちへ行っちゃダメ!」と子どもの行動に過剰に口出しするのが「監視」。
このように、子どもを守りたい気持ちが強すぎて、気づけばあれこれ指図してしまうことは誰にでもあることです。
では、「見守り」ではなく「監視」になってしまう理由って何でしょうか。それは「子どもへの信頼」があるかないか、なんです。
見守るとは「見て・守る」こと。まずは子どもの今日の姿を見てください。子どものできることは日々変わっていきますから、それに合わせて”今日の親の距離感“を選び直しましょう。子どもができることを信じてどこまで任せ、どこから保護するのかを親が日々選び直すことが「見守り」です。
コツは、まず「できていること」を見ることです。子どもを信頼できる材料を意識して集めるようにすれば、「監視」モードが減っていきます。すると、子どもは自分の基準で「いい」と思うことに取り組めるので、自立心が育っていきます。
過剰な手出しや口出しをしない、親の「見守る力」が子どもの挑戦を後押しし、自主性を引き出す役割を果たすのです。
折り紙を対角線で折ると、三角になる変化を見せます。たったこれだけのことですが、子どもにとってはビックリ。形が一瞬で変わるからです。折り紙の角と角を合わせる時に必要なのが、頭の中で補助線を引くこと。この力が将来の図形認識力につながっていきます。
*頭の中で補助線が引けるようになる
*図形認識力が高まる
イラスト●正田真穂
小川大介●教育専門家。京大卒業後、プロ個別塾SS-1を設立。6000回の面談を通して子どもが伸びる秘訣を見出す。現在、幼児教育から企業人材育成まで幅広く活躍中。著書に『1日3分!頭がよくなる子どもとの遊びかた』(大和書房)など
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