Q. 大腸がんは女性のがん死亡数1位と聞きました。 ママ世代にも多いのですか?どのような症状があるのですか?
A. 大腸がんは40代以降リスクが急増。しかし早期に発見できれば完治する可能性が高いがんです。定期的に検査を受けましょう。
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読者モニター森瑞希さん、みおりちゃん(2才)がドクターにインタビューしてきました!
大腸は消化管の中で肛門に一番近い臓器で、長さは1・5~2m。お腹をぐるっと大きく取り囲むように筒状の形をしていて、盲腸から、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸、肛門へとつながります。中でもがんができやすい部位は直腸とS状結腸です。
右側結腸がん(盲腸や上行結腸)は内腔が広くて便が液状のため自覚症状が出にくいのが特徴。軽度の腹痛や下痢、貧血で発見されることがあります。
左側結腸がん(下行結腸やS状結腸)は内腔が狭く、排便時に腹痛を伴い血便が認められることも。 直腸がんは排便時の不快感、粘血便、便が細いなど早くから症状が現れる傾向があります。
がんは大腸の内側の最も表面にある粘膜の細胞から発生、徐々に大腸の壁の内部へと進行していきます。発生には粘膜組織が異常増殖し、腸管内にできたポリープが何らかの刺激を受けてがん化する経路、そして正常の粘膜が刺激を受けて直接発生する2つの経路が考えられます。40才頃から増加し、年齢を重ねるごとに患者数は増え続けます。遺伝が原因のひとつだとされ、発がんを抑える遺伝子が異常発生する「リンチ症候群」、大腸の粘膜にたくさんのポリープができる「家族性大腸腺腫症」の人が直系の親族にいる場合は、年齢に関係なく積極的に大腸がん検診を受けた方がよいでしょう。
大腸がんは初期に見つかれば治る確率が95%以上。しかし初期は自覚症状がほとんどありません。そこで利用したいのが便潜血検査。便に血が混じっているかどうかを調べる検査です。ただ大腸内にポリープやがんがあっても出血していなければ、検査で陽性となることはありません。だから大腸内視鏡検査と組み合わせて効率よく病気を発見することが大切。鎮静剤を使用することで負担を軽減することができるので、専門医に相談してみてください。
思ってたほど検査は
辛くなさそうなので、娘のためにもちゃんと検診を受けます!
教えてくれたのは…
たけいち内科胃腸クリニック
武市昌郎先生
たけいち
内科胃腸クリニック
内科・胃腸内科・内視鏡内科・消化器内科診療時間●9:00~12:30、14:30~18:00 (土曜は14:00まで)●休診 土曜午後・日曜・祝日福岡市早良区室見2-15-27-1F092(852)1117ホームページ http://www.takeichi-clinic.com/※駐車場の出入口が一方通行になっておりますので、お車でご来院の方はご注意ください。
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