取材協力:よう子レディースクリニック(福岡県福岡市西区) 渋井 庸子先生
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そもそも生理(月経)とは、女性ホルモンの働きで排卵をおこし、子宮内膜を毎月入れ替えるときにおきる出血です。
生理の持続日数は3~7日、一般的な周期は、25~38日で±6日であれば正常と言われます。
生理不順には様々なタイプがあり、正常な周期以上に日数があく場合を稀発月経、それ以下の場合を頻発月経、生理の期間がダラダラと8日以上続く過長月経(反対に、1日~2日で終わると過短月経)があります。
出血量が増え、経血にレバー状のかたまりが混ざり、生理痛がひどくなる過多月経(反対の症状を過少月経)も月経異常と言われています。
原因には、子宮筋腫や子宮腺筋症、子宮内膜ポリープなどがあり、これらは婦人科を受診しなければ分かりません。
また、出血量が多く、月経不順(特に月経が遅れる)でもある場合、ストレスなどによってうまく排卵できていないことが原因のときもあります。
さらに、1週間以上出血が続くことがあれば、子宮内膜が厚くなりすぎて、出血量が増えているのかもしれません。
中には、子宮体癌やその前段階の病態のこともあるので、異変を感じたら早めに受診しましょう。
原因がいずれにせよ、出血が多いことによる貧血にも注意が必要です。
出血をコントロールするのは難しいので、定期的に婦人科検診(少なくとも年に1回)を受け、自分の子宮、卵巣の状態を知ることが大切です。
その上で、医師と相談し、ホルモン剤やピルを飲用することで症状を調節することができます。鉄分摂取も有効でしょう。
また、基礎体温を測れば、排卵日を予測できます。卵巣も老化は35才から少しずつ始ります。
運動など自分なりのストレス解消法を見つけて、ホルモンバランスが乱れない生活習慣を心がけましょう。
(取材・文/宇田美和)
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